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2017年5月10日 (水)

ミツバチがいなくなり沈黙の春がやってくる農薬問題を実感

ゴールデンウィーク前からミカンの花が咲き始めました。いよかん、レモン、デコポン、カブス、温州みかんと次々と咲いています。木によってほとんど蕾がついていないものから、花が付きすぎている(着花過多)なものまであり、自然界の不思議さを思わずにいられません。


着花過多なものは養分が花に取られすぎるような気がして、「付きすぎや~!」と蕾を取り除きつつ、「お前らな~、もうちょっと加減ちゅうものがあるやろ…」と文句を言ったり、木を見ては喜んだり、悲しんだりと、喜怒哀楽と独り言を言いいながらいよかんの木を世話している自分がいます。我ながらよほどのミカン好きだと思います。


この時期みかんの花が咲くと、花の香りが付近一帯に漂います。近隣は住宅街であり、家の方まで香りが届くようで、みかんの香りがするね~との声が聞こえたりもします。畑の前の道路を通る人たちはその香りに癒されているのです。ミカン畑は地域の癒しでもあるのです。


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ここから本題です。このゴールデンウィーク中にひとつ気づいたことがあります。みかんの花咲くころ、その香りに誘われるのは人間だけではありません。虫たちも誘われてやってきます。その代表がミツバチです。毎年ミツバチがやってきてせっせと蜜をかき集めています。ところが今年はそのミツバチがいないのです。


いつもなら自然に目に入ってくるミツバチが今年はほとんど見当たりません。耳を澄ましてあのブンブンいう音を聴こうとするのですがその音もしません。一体なぜ???その日は夕方6時過ぎで暗くなりかけておりそのせいかとも思い次の日もう一度確認することしました。


そして翌日朝再び訪れると、やはりいないのです。木に近づき耳を澄ましたところかすかに音がします。眼を凝らして音のする方を探してみると一匹いました!探さないと見つからないとは…。昨年も少ないなと思ってはいたものの、今年はもっと少ないのです。心配度が増すばかりなので翌日今度は昼間訪れると、昨日よりはおり、ブンブン音も増えていました。少し安心しました。それでもやはり少ないなと思わざるを得ないのが実情です。


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かつては田畑だらけで、あぜ道が小中学校への通学路とされていたこの一帯も、時代とともに田畑はつぶされ、宅地化され、今ではほとんど田畑がなくなり住宅街となってしまいました。ミツバチが少なくなったのはその影響もあるのでしょうが、頭の中には、もっと別の理由~とある物質~が浮かびました。


ネオニコチノイドです。


ネオニコチノイドとは、ニコチンに似た成分(ニコチノイド)をベースとする、現在世界でもっとも広く使われている殺虫剤で、昆虫 に対して選択的に強い神経毒性を持ちます。1990年代から市場に出回り始め、現在このネオニコチノイド系農薬がミツバチを殺すとして世界で問題になっています。けれども日本ではその認識が低く、現時点でネオニコチノイドの使用そのものに対する規制がない上、使用量の規制緩和が行れるなど他の先進国とは逆の動きも見られています。また、ネオニコチノイド系農薬の残留基準もヨーロッパの数倍から数百倍に達する場合が多いため、日本の生態系に大きな影響を与えている可能性があります。


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日本の農薬使用量は世界トップクラスなことはよく知られています。日本人の清潔志向、きれいなモノ好きが原因で、農作物も虫食いのないものが選ばれます。それ故に農家、農作物生産業者はそういうものを作るために農薬を使用します。その農薬は害虫だけでなく益虫も殺してしまいます。そのひとつがミツバチです。


ミツバチを見ていると、次から次へと花へ移り、花の奥まで頭を突っ込み蜜をかき集め、本当に働き者だなあと思わずにいられません。お陰で受粉が進みます。他の昆虫を見ていると正直ミツバチに比べると怠け者…と言われても仕方がありません。


そのミツバチが減少してきているのです。先日花と風景を撮影するためにダム周辺を写真撮影しながら歩くことがあったのですが、そこでもミツバチを全く見ませんでした…。その後農業を営む友人らと話す機会があったのですが、みな口を揃えたかのように最近はミツバチがめっきり少なくなったといいます。もしこのままミツバチがどんどん減少し授粉が十分に行われなくなったら、農作物はどうなってしまうのでしょう?農作物だけでなく花や木の植物事態が…。


 
幸いなことにミカンはミツバチがいなくても自家受粉するので実はなるのですが、それでもやはり花咲く時期にミツバチがやってきてブンブン音を立てながら蜜をかき集める。それが自然だであり、そこに安心があるのです。


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このままでは本当に「沈黙の春」がやってくるかもしれません。 見た目にこだわりすぎるあまりに、周辺のものに害を与えているかもしれない。あるいは自分自身の体内に有害なものを取り入れることになっているかもしれない。そして周りも自身も害がもたらされているかもしれない。そろそろ日本人もこのからくりに気づかなければならないのではないのではないでしょうか?



(平成29年8月一部修正)


参考HP:act beyond trust








らいふあーと~僕らは地球のお世話係~
             
             

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