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2017年4月 5日 (水)

あの世での人生プランニング

産婦人科医で池川明先生という人がいます。池川先生は子供の胎内記憶について研究されている方で、幼児期の子供が「空からお母さんのことを見ていた」とか「お母さんと約束したじゃない」など生まれてくる前の記憶を話すことが多々あることから、「子供は親を選んで生まれてくる」ということを唱えられています。


私が初めて池川先生を知ったのは、出産をテーマにしたドキュメンタリー映画「生まれる」という作品を見た時です。その中で先生が登場されその持論を述べられていたのですが、それを知った時は「そんなものなのかな? 自分の場合はどうなのだろう???」としか思いませんでした。もしかしたらそうかもしれないし、そうでもないような…、はっきりとした答えは出せず、そのままにしていたのです。けれども先日やはりそうなのかもしれないと思ったことがあったので、今回はそのことを書きます。


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それは障がい者の支援事業所を立ち上げられ運営している武さん(仮名)との飲み会の席での話しで、武さんの生い立ちを聞いた時のことです。


武さんは小さいころからの家庭環境・経済的環境から、中学生の時バリバリのヤンキーとなります。学校ではつまらない授業をする先生に向って物を投げつけたり、ガンを飛ばしたりする生徒でした。もちろん学校内外でタバコもプカプカ吸っていたことでしょう。武さんがいる中学校は当時市内でも12位を争う荒れた学校といわれていました。その荒れた生徒の1人が武さんであり、武さんは学校を卒業したら先輩同様極道の道をまっしぐらに走って行くものと思っていたそうです。


ところがある日、武さんは母親から父親の悪口をさんざん聞かされた挙句、父親と離婚をすることを聞かされそうです。そして弟にもそのことを伝えるから呼んで来いと言われます。その時武さんは母親に向かって「弟は関係ないだろ。親のいざこざに弟を巻き込むな!」と訴え、これからは弟の面倒は自分が見ていこう、そして弟を守っていこうと決心します。


同時に武さんは弟には大学まで行かせたいと思います。そのために今のように反抗ばかりしているのではなく、勉強して高校だけは出て、きちんと就職して、そして弟を大学へ行かせるための費用を稼ごうと決めます。


それらのことを決めた武さんが最初にしたことは、これまでのバリバリのヤンキーヘアだったのをグリグリの丸坊主にしたことです。そしてこれまでのヤンキー仲間のもとに行き、今日からもうみんなと遊ばない!と宣言します。更に学校の職員室に行き、勉強を教えてくれと、先生にお願いをしに行きます。その姿を見た先生はみな驚きますが、先生の中にはこれまでさんざん武さんにいじられた人もおり、彼に教えることを最初は断固拒否していた先生もいました。それでも武さんは毎日職員室へ通い続け、勉強を教わります。そのひたむきな彼の姿を見て、一時は勉強を教えることを拒否した先生もやがて武さんのことを見直し、勉強を教えてくれるようになります。そして年が明けた春に武さんは何とか(私立に比べて授業料の安い)県立高校に入ることとなります。




そこからまたいろいろとあるのですが、中略して、十数年後のことです。


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武さんはバイクで事故を起こしてしまいます。一命は取り留めたものの、身体はほとんど動かず、更には足を切断しなければならなくなるかもしれないことを先生から伝えられます。結局は切断しなくて良くなったのですが、その状況に彼は絶望を味わい、それが原因で鬱となります。


鬱状態で先の見えない暗闇の中をさ迷う武さんを救ったのは、一冊の仏教の本だったそうです。それをきっかけに武さんは仏に導かれつつ、鬱状態から立ち直っていきます。リハビリの結果体も無理は効かないものの、動くようになり、歩けるようにもなります。そして武さんは自分が体験した鬱、不自由な身体を通じて、彼と同じような立場の人たち、つまりは障がい者を支援していこうと決意します。



現在武さんは障がい者支援事業を立ち上げ、常時100名近くの障がい者を支援しています。そして障がい者、そこで支援する職員からはもちろんのこと、多くの人達から慕われています。(実際その日武さんと一緒に飲んでいた居酒屋のアルバイト店員も以前武さんが店を訪れた時に彼の魅力を感じ、それ以降兄貴のように慕っています。)また武さんは現在これまでの自分の経験を社会に返したいと、仕事を通じてできるボランティア活動にも取り組んでいます。


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話を聞いたあと、武さんはきっと生まれてくる前に、今世どのような課題解決に取り組むか、どのようなことを達成するか(3次元での人生)すべて計画してきたに違いないと思ったのです。そしてその上で母親に「あなたの子として生まれてもいいかい?」と尋ね、母親もそれを承諾したのだと思うのです。今回の計画を実行するためにこの人に母親になってもらおうと武さん自身が決めたのだと思うのです。きっと母親とも前世のどこかで何らかの縁があり、その課題解決も兼ねているのでしょう。


また武さんの話しを聞いて、きっと彼は前世で坊主であったことがあるに違いないと直感的に思いました。もしかすると結構名前の知れた僧侶だったのかもしれません。今世で人を救うためには坊主であるよりも、一般人として生きた方が自分の使命は達成されるとしたのだと思うのです。そしてある程度計画通りの人生を送っているのではないでしょうか?


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子どもは親を選んで生まれてくる。


決してそれを科学的に証明することはできないと思います。それが理解できるのはあの世に戻って、また再びこの世に戻って来る時かもしれません。けれどもそれは生まれてくる時に忘れてしまいます。例えもし残っていたとしても成長と共に忘れていきます。だからまあ面白いといえるのですが…。


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子どもが反抗期を迎え、親に「勝手に産みやがって、一体誰が生んでくれって頼んだよ~!」などと叫んだときは、冷静に「あんただよ…。」とひと言で終わるのかもしれません。






らいふあーと~僕らは地球のお世話係~
             
             
             

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