プレジデント
ほとんど興味を持っていなかったアメリカ大統領選。
けれどもこのところ徐々に注目するようになってきた。
何故かと言うと、民主党のサンダースと共和党のトランプの2人に注目したから。
サンダースは民主社会主義者と名乗り社会の改革を訴える。
一方トランプは排他主義的な過激な発言を繰り返す。
民主党の候補と共和党の候補でありながら両者に共通することは、現在のアメリカに蔓延する激しい格差の是正。
そこに若者や貧困層の共感を呼び支持を集めている。
1%への富の集中と残りの99%。
その底辺では白人であろうと貧困に喘ぎ、食料の配給に長い列ができている。
それこそここ数十年間アメリカが推進してきた新自由主義、新保守主義の結果であり、その是正を両者の社会主義的政策や排他主義的政策に期待する人々が多いようだ。
大統領候補としてクリントンもいるが、現在のアメリカのこれまでの政治家を毛嫌いする風潮、そして過去の散々の黒い噂などからしていかなるものか…。
というよりも個人的になって欲しくない。(欲望とエゴにかられ第3次世界大戦を裏で引き起こしそうなので…。)
それにしても、(テレビニュース等での大統領選の様子を通じて)現在のアメリカを見ていると、そこには自由を標榜し、世界の警察官、共産主義を敵とする姿、成功を夢見ることのできる国などのかつての強く懐深い国の姿はどこにもない。
きっと現在のアメリカ国内の状況からして、どの候補者が大統領となろうともこの先益々内に籠もっていくのだろう。(クリントンは何をしでかすか分からない!?)
州によっては独立の機運が高まっていくだろうし、連邦政府は分裂危機に見舞われ国内のことで手一杯となり、世界のことなど構っていられなくなるかもしれない。
そして世界はそんなアメリカをいずれ見捨てるだろう。
(そんなアメリカに今でも日米同盟強化を連呼し従順の姿勢を貫く日本。
もっと終わっているのかもしれない。
世界最悪の原発事故を起こしてもまだ懲りないし…。)
今僕たちはひとつの大国の終わり、時代の終わりを目にしているのだと思う。
かつて光り輝いていたビュイック、キャデラックがいつしか鉄の塊となったように、世界最強だった国がまさに沈没していこうとしている。
アメリカンドリームの終焉。
同時にアメリカがここ80年で形成した地球的規模の価値観の終焉
更にはここ数百年の西洋文明時代の終焉
ではその後は???
とりあえずはロシア・中国なのだろうけれど、それではおそらく根本は何も変わらない。
何故ならどちらも人間中心のエゴによって動くから。
結局はこれまでと同じことの繰り返しとなる。
天も地球もそれをおそらく許さないだろう。
ではではどうすればよいか?
この先目指すべきは(人間が)ガイヤビジョン~GaiaVision~に目覚めること。
宇宙の中の地球。
地球上に暮らしている生命。
人間(のエゴ)中心ではなく地球を中心に考えるようになること。
地球と共生・共発展していくこと。
今回の大統領選が少しでもそのことを多くの人々に気付かせるきっかけになればと思う。
らいふあーと~僕らは地球のお世話係~
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