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2016年3月 9日 (水)

スポーツを考える

元プロ野球選手の清原の覚せい剤取締法による逮捕から1カ月以上が経つ。

テレビやネットでは今も彼とその周辺の状況などがニュースとして流されている。

逮捕されて以来、これまで隠されていたことがどんどんと表沙汰となり、スポーツ界だけでなく芸能界にも飛び火し、その使用が疑われる人が続出している。

業界の汚染はもしかするとかなりのものなのかもしれない。


そんな中で彼の現役時代からの使用には多くの人が驚いたのではないかと思う。

スポーツ界のみんながみんなではなく、ごく一部ではあろうが、それ(覚せい剤、あるいは禁止薬物としてされているもの)を本当は体に良くないもの、使ってはならないものであると分かっていながら、痛み止め、筋肉増強、精神安定等として服用しているのだろう。

(中には本人は分からずに、トレーナー等の指示に従って、サプリメントか何かとして飲んでいる人もいるのだろう…。)


誰もがその頂点を目指して生きる世界。

その歓喜の瞬間。

手に入れる栄光と(巨額)マネー。

そして同時に生き残りをかけて争う世界。


そのプレッシャーは想像を絶するものがあるのだろう。

もちろん最高のパフォーマンスを披露したいという想いもあるだろうが…。

それを逃れるため、あるいは和らげるための誘惑…。

落とし穴。


そんな彼らの表舞台の世界を僕らは固唾を飲みながら見て、時に一体感を味わいながら応援し、興奮する。

誤解を招く言い方かもしれないが、実はそれは薬で肉体改造し、命を削りながら戦っている人々を見て応援し、楽しんでいるだけかもしれず、また僕たちはそのことを彼らに無言のうちに強制しているのかもしれない。

そしてそれはローマ時代のコロッセウムで猛獣と戦う戦士、あるいは戦士と戦士(奴隷同士)が戦い殺し合う姿を見て興奮する観客と変わらないのである。


オリンピックにしろ、サッカーのワールドカップにしろ、メジャーなスポーツ界ではその裏で利権目当てに巨額の札束(マネー)が動いている。

表立ったマネー、闇のマネー。

その両方に渦巻く人々。

世界中に派手に宣伝し、人々を煽り立てる。


3S政策というものがあるとされる。

Screen(スクリーン=映画)、Sport(スポーツ=プロスポーツ)、Sex(セックス=性産業)を用いて大衆の関心を政治に向けさせないようにする愚民政策である。

それらに目を向けさせることにより、民衆が感じている社会生活上の様々な不安や、政治への関心を逸らさせて大衆を自由に思うがままに操作し得るとされる。


現在の日本はかつてこの上ないほどの不安社会、格差社会がはびこっている。理不尽な政策がまかり通っている。

そのガス抜きのひとつとしてスポーツが用いられ、選手も観客も目をそらすためにうまく踊らされているに過ぎないと言われても、まんざら嘘でもないように思える。


今回の清原も結局はその政策とマネーに踊らされた一人であり、その結果としての姿があれなのかもしれず、そしてそのニュースを見て噂し合う僕らもうまく乗せられ、操られている愚か者に過ぎないのかもしれない。


確かにスポーツは人々を感動させる力もある。

かつて清原が西武時代優勝を目前にし、涙を流しながら守備をしていたシーンには、彼のそれまでのしてきた経験と想いを考えるとジ~ンと来た。

浅田真央のオリンピックでのフリーの演技、昨年のラグビーワールドカップの日本など、これまで練習を積み重ねてきた成果を見た時は、感動し涙もするし、そして元気ももらえる。

その純粋で懸命なる姿には文句の付けどころがない


それでも、そろそろ行き過ぎたところがあるのではないかということを、一度冷静に見直すべき時が来ているのはないだろうか?




らいふあーと~僕らは地球のお世話係~


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