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2014年1月 9日 (木)

2050をイメージする

 2014年。2000年のミレニアムから14年が過ぎ去った。さてこの14年間を振り返ってみれば…、
 
 政治の世界を見てみると、かつてのバブル時代をもう一度取り戻そうとすることばかり。それはまるでそれはイギリスがかつての大英帝国を取り戻そうとするようなもの。一時は世界の七つの海を支配するだけの力を持っていたけれど、周りの諸国が力をつけていくにつれ、その力は落ちていくと同時にかつての誇り高き地位も下がっていく。今ではヨーロッパの一諸国にすぎない。

 同じように20数年前日本もその経済力で世界を制する勢いを持つまでになった。けれどもその力はそぎ落とされると同時に、アジア諸国が力をつけてゆき、その独占的な技術は各国の普遍的なものへと変わっていく。それ故にかつてのような我が世を謳歌することは不可能である。 

 にもかかわらず政治家は強い経済や経済回復(成長)を掲げて、国民に訴えている。けれども実際のところは過ぎ去った時代を回顧し、もう一度あの快感(贅沢)を味わいたいとの欲望ばかり。過去を取り戻そうとするだけで、将来のビジョンは何も持っていないのが実状。本来の仕事であるはずの人々が目指すべき未来を示し導くどころか、あるのは自分たちの(将来の)身を守る手段と政策だけ。そしてそれを後押しし支持する大企業群。

 だからそこには犠牲が生まれている。その犠牲とは社会のひずみであり、その結果として毎年3万人の自殺者、100万人のうつ病、60万人のニートなどとなって現れている。それにもかかわらず、更に追い打ちをかけるように大半の国民を縛りつけ、不安にし、苦しめる政策を次々と生み出している。

 今本当に必要なこと。それはもちろん経済の見せかけの回復ではない。それは21世紀のビジョンである。2050年まであと40年もない。2050年がどのような世界となり、人々の生活がどのようになっているのか(国民が納得する)しっかりとしたビジョンが必要である。

 ではそのビジョンをどのようにして描くか。何も全くもって突飛な世界を描けということではない。現在の危機を乗り越え、そして未来の予兆を発展させた社会を描けばよい。

 では、現在の危機とは何か?ひとつは経済の時代が終わろうとしていること。経済成長の終わりは、もう誰もがそれを感じるようになってきた。これを何とかしようとしても仕方がない。これまでにあまりに「経済」を大きくしすぎてしまった。そしてそこに「マネー」を加え支配の手段とし、「経済」そして社会を血みどろの世界にしてしまった。本来経済とは循環するための手段であり、人間生活の一部でしかない。それをここまで大きくし、人間生活を支配するものとしてしまった。だから矛盾が生じている。この先小さくしていくしかない。そして再びバランスを保つようにできるかである。
 
 ただ人々が不安なのは、私たちはすっかり経済に支配される生活に身を置き、それ以外の方法を忘れてしまった〈知らない〉ということ。だから人々はこの経済の終わりが来ているのを感じつつも、その先が見えないが故に不安となり、一歩を踏み出すことができずに、現状を維持しようとしている。

 そしてもう一つは地球の環境危機。人類は地球(の環境)がもたらしてくれた恵みでもって生きている。それが破壊されたならば、人類も滅びるしかない。滅びたければこのままいく。滅びたくなければ、地球との共生できる道を選ぶ。そのどちらかである。これまで人間はあまりに地球環境を破壊してきた。経済が拡大していくにつれ、そのスピードは速くなる一方。地球環境は排ガス、放射能に被われるようになってしまった。にそして現在そのしっぺ返しを食らうようになっている。これまでにない気象状況、環境変化に人間は苦しめられている。もちろん地球環境の変化は太陽や宇宙環境も大きく作用しており、人間の破壊活動だけではない。けれども人間の活動が地球を破壊してきたのも事実である。これを反省の材料とし、共生の道を模索するのか、それとも更に挑み続けるのか、今問われている。

 そしてもう一つ付け加えて精神の危機。20世紀は経済の成長とともに人間(日本人)の精神は低下し、破壊された。今では日本人の多くは魂を抜かれてしまい、考えることをやめ、与えられるものをそのまま受け取るだけとなってしまった。けれども現在精神の大切さが見直され、叫ばれ始めたのも確か。精神の復興なしに未来はない。

 これらをもとに未来をデザインしていく。もしかするとそれは一つだけの絵(デザイン)ではないのかもしれない。宇宙の法則はその多様性。共通項をもとに多様なデザインを描き、一人一人がそれに向かっていく時代がやって来た。

 未来とはその人その人が描いた未来がやってくる。この世の法則とは思い描いたことが、そのまま現実世界となり現れること。その時間の流れはますます速くなっているともいう。

 21世紀のデザインを描きましょう。そして未来を創造していきましょう。2014年から始まる未来デザイン。ワクワクしましょう!




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