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2013年12月11日 (水)

コワーキング

 先日東京にあるコワーキングスペースに行ってきた。コワーキングとは、「事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。コワーキングは独立して働きつつも価値観を共有する参加者同士のグループ内で社交や懇親が図れる働き方であり、コスト削減や利便性といったメリットだけではなく、才能ある他の分野の人たちと刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できるという面も持つ。」(ウィキペディアより)であり、いま日本に300ヶ所ぐらいあるらしい。そういう僕も地元にあるコワーキングスペースに週1回程度平日に通っているのだが、まだあまり多くの人が来ていないというのが実状のため、先進地東京へ出張を利用して見学をしてきた次第である。

 コワーキングスペースを知ったのは半年ほど前新聞に取り上げられており、プログラマーやデザイナーなどフリーランスな人々が利用していると書かれてあり、当時自由人として出発して間もない頃であり、何かここで面白いことができるのではないかとの予感と想いが交差し、見学に行ったのが最初である。

 僕が訪れたコワーキングスペースは中に入るとおおきなテーブル2つと小さなテーブルがいくつか置かれてあり、ひとつの大きなテーブルに3人ほど座っていた。3人の中の1人がそのコワーキングスペースのオーナーであり、もう一人は大学生で卒論のテーマにコワーキングをとりあげており、インタビューに来ており、僕としては2人の話を聞いているだけでもいろんなことを知ることができた。

 コワーキングスペースを現在利用している人はプログラマーの人であったり、起業した人であったり、中にはどこで仕事をしても構わないといわれている会社社員だったりするとのことであり、実際僕がいる間に来た人は、プログラマー、起業家、そしてインターンシップの学生などが1つの大きなテーブルを囲んで座り、それぞれがPCを取り出し作業(仕事)を行っていた。

 彼らを見ていると時々何かの話題で盛り上がり、みんながそれに参加したと思ったら、しばらくするとみんな再びそれぞれのPCワークに戻り、賑やかになったかと思えば、パッとキーボードを叩く音だけになったりする。その間がとても絶妙だ。もしこれが話がいつまでも続けば仕事にならないし、PC作業だけだと苦しくなってしまう。ちょうどいいころ合いで切り変わるところがいい。

 そしてオーナー曰く、「もし自分で苦手なことがあれば、そこにいる他の得意な人(プロフェッショナル)に頼めばいいし、ちょっと教えてもらえばいい。必要ならば金銭を支払って頼めば、早くできるし、仕事にもなる。時にはそこにいる人たちで新しい事業が起こったりする。けれどもそこから生まれるものは仕事となるもの、ならないモノどちらでもいい。」とのこと。

 営業時間内は出入り自由。最低限のルールを守って、それぞれのペースで仕事をする。縛られない中で大人同士の対応。組織に属するのが結構苦手な僕としてはちょうどいい感じ。くっつき過ぎず、離れすぎず。

 3.11以降これまでのように企業に従属して勤めること、ましてやマネー経済の中で振り回される生活を見直す人々も増えてきた。そして人間らしさを求める生き方、人間らしさのある仕事とその仕方。実際にそれらを求めて動き始める人々も増えつつある。彼らは全く現在のテクノロジーを否定するわけではなく、むしろそれらをうまく利用しながら、自分たちらしさを発揮し、自分たちの理想とするあり方を追求する。

 いろいろな働き方、いろいろな働くことについての考え方。多様性の時代ではこれまでのような「社会人=働くこと=週5日間会社に勤めること」ではなく、働き方の概念も様々でいい。多様な人々が集まりそれぞれの価値を尊重しつつ場を共有する。お互い影響されたりして、時には一緒に何かをする。いいじゃありませんか!

  温故知新。故きを温ねて新しきを知る。伝統を大切にしそこから学びつつも、新しい世界を広げていきたいものです。そのためにはやはり意識かな。



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