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2013年10月10日 (木)

がんばれ社会福祉士

 国家試験を受け社会福祉士の称号を得たのは10年前。今でも試験勉強よく頑張ったと思う。当時介護の現場でバリバリ働いていており、家に戻ってから勉強するとすぐに眠くなってしまうので、朝3時に起きて勉強開始。早番、日勤、遅番そして夜勤の仕事をこなしながら勉強すること2年、あこがれの(?)早稲田大学で受験し、そして見事に合格。登録を済ませて晴れて社会福祉士に!

 が、しかしだ、いざ社会福祉士となってみたものの、その資格は名称独占であり、この資格がなければ就けれないという仕事はない。ちなみ名称独占とは、資格がなくてもその業務が行える。しかしその資格がなければその名称を名乗れない、というもので、医師や看護師、あるいは弁護士は、その資格がなければその業務が行えない、(資格がない状態でその業務を行うと刑罰の対象となる。)業務独占と呼ばれる。

 そして挙句の果てには介護保険の中でケアマネージャーと呼ばれる人がいるが、本来これは社会福祉士が行うもののはずなのに、その絶対数が少なかったゆえに、介護支援専門員(ケアマネジャー)という公的資格が創設され、社会福祉士もその試験を受けなければならなくなり一部試験科目の免除があるだけで、全くの別物とされてしまった。

 一体社会福祉士とは何なのだろう?受験資格とすれば最低4年制の福祉系大学を出てなければならず(僕の場合は一般大学卒業のため2年間の学校)、合格率3割程度の試験を突破して国家資格を得たものの、いざ相談業務に就こうと思えば、そこには社会福祉主事という短大・大学を出た人で、34科目のうちの3科目の単位を取得していればよいという人と同じ扱いで…。資格手当として5千円上乗せ…。(5千円の価値しかないのか…。)

 陰では、「難しいけれど、役に立たない資格(NO1)」といわれる始末。そんなこともあり僕は3年前に一度この社会福祉士という資格を捨てた(封印することとした)。

 と散々愚痴をこぼしてしまったけれど、最近社会福祉士を復活させようと思っている(復活させた。)。なぜなら今こそ社会福祉士の出番と思うからだ。

 現代社会を見てみれば、自殺、鬱、引きこもり(ニート)、いじめ、虐待、社会格差、雇用問題etcと山積みだ。そして消費税は引き上げられ、福祉は実質切り捨ててられ=弱者は切り捨てられるようになっている。大企業ばかりが優遇され、低所得者(貧乏人)は小遣い代わりに1万円~1万5千円支給してやるから黙ってろ!と、これ以上人を馬鹿にしたことはない。経済成長ばかりが訴えられ、社会課題は後回し。経済成長すれば社会問題は解決するとでもいうのだろうか?

 このことを訴えられるのは誰か?テレビや新聞のマスコミは今や完全に長いものに巻かれろ状態で声を上げることはない。(国の)政治家も頼りにならない。今社会の問題に対して提言できるのは社会福祉士だ。それが社会福祉士の役割だ。社会福祉士は現状に甘んじていてはいけない。社会の課題に対して積極的に関与し、そして解決策を模索していくべきなのだ。

 なので思えば社会福祉士は名称独占でよかったのだ。業務独占であったならば、そこに安住してしまうだけだった。社福士は広く浅く学んできただけに、多方面にかかわることができる。名称独占とは「国家資格を取ったからといって、それだけで満足しちゃいけないよ。」という意味だったのだ。けれどももし社会福祉士がこのまま今ある相談業務だけで満足しているならば、それこそ無駄な国家資格ナンバーワンだ。

 それと気を付けないといけないことがある。それは現代の社会課題は福祉だけでは解決できないということ。福祉業界は得てして業界内で自己完結しがちなところがある。それではだめだ。その壁を乗り越えて幅広い分野と一緒に取り組んでいく必要がある。社会の領域は協働をしていく時代。社会福祉士はその協働をコーディネートしていく必要がある。そんな時こそ「私、社会福祉士の(国家)資格を持ってまして…」って利用すればいいのだ。

 最後に、現在日本が必要としているのは経済成長ではなく、経済成長時代からのシフト、共有、共生の時代の創造。センスある社会福祉士はその感覚を持っているはず。今こそ社会福祉士の出番だ。がんばれ社会福祉士。ソーシャルワーカーからソーシャルデザイナー、ソーシャルシフターへとブリッジしていくんだ!

 時代を創造できますよ、社会福祉士さん。超重要資格ですやん…。




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