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2013年4月 3日 (水)

パワー(内なる力)こそ

 世界的エコロジスト サティシュ・クマールの講演に行ってきた。

 サティシュは若き頃当時核兵器保有国であったロシア・フランス・イギリス・アメリカの首都へ平和のメッセージを届けるために一銭も持たず歩いて2年半をかけて巡礼したという人物。現在76歳。けれどもそんな年齢を全く感じさせることない、圧倒的なエネルギーを放ち、とてつもないパワーを持った人であった。

 サティシュは今こそ人間のこれまでの生活を見直すべき時。今自分たちがしっかりしなければ世界中が物質主義(企業主義)の津波に飲み込まれ、世界の様々な伝統や文化あるいは伝統的生き方が押しつぶされ、モノカルチャーな世界となってしまうことを力説していた。そして人間は土と触れ合う生活を取り戻し、分かち合う世界を創っていくことを訴えていた。

 サティシュは話している間ずっと立ちぱなしで、そして私たちに向かってユーモアも交えながらも、強く優しく、そして分かりやすく話をしてくれた。そしてどんな質問にも応えてくれ、その答えは不動の自信に満ちたものだった。彼がひとりの質問者への答えの中で、今の自分たちに必要なことは何かを話していた時、最後の答えが日本語の「肚(はら)」だった。

 そう必要なのは「肚」なのだ。肚を決めなくてはならないのだ。

 僕にとってサティシュは現在のメンター。彼の思想から多大な影響を受けたのは間違いない。僕は彼のようになりたいと思う。いや、なろうと思った。

 ところで、サティシュの講演を聴いたあとに思ったのだが、3月に行なわれたファンドレイジングの大会といい、JOURNEYのライブといい、今回のサティシュといい、どれもがエネルギーに溢れ、強烈なパワーを感じた。

 ファンドレイジングは社会あるいは世界の課題の解決するために、それに関わる人々の強烈な情熱があり、聴衆はその話や情熱に感動し、共感する。そこにあるの彼らのパワー。そしてJOUNEYのライブも、彼らの観客を喜ばせたいという情熱があり、特にNEALのギターへ愛や情熱は観衆を惚れさせる。彼らの持つエネルギーと観客のエネルギーが一体化し会場の次元を上昇させていく。

 これらの3つに共通するパワー(エネルギー)。それは自らの内なる力。この内なる力=パワーこそが人々を動かせる。人々は自ら動く。

 ところで同じく力といわれるもので、もうひとつフォースと呼ばれるものがある。これはいわゆる権力の力。身分や地位などの特権階級の持つ力であり、外からの力である。この力も人々を動かすことができる。しかしながらこれによって人々が動くのは命令されてであり、そこには自ら動くという力はほとんどない。

 これまで僕らの社会はこのフォースによるものが多かった。会社にしろ、政治にしろほとんどがこのフォースによるものだ。いわゆる縦の関係、階級の関係だ。そしてこれまではそれでよかった。縦の社会で世の中はうまく回っていた。

 けれども時代は変わった。縦の関係では社会はうまく回らなくなってきた。その最たるものが政治世界。どうしようもなくなっている。それにもかかわらず、その力を何とか維持しようとお札を刷りまくり、ばら撒くのが現状。

 時代はパワー。内なる力の時代へと変わった。ひとり一人に宿る内なる力が社会を動かしていく時代となった。もちろんひとりだけでできることは限られている。そこで大きな力を持つのが連帯だ。それは横とのつながり。あるいは時に下からの盛り上げ。

 サティシュは言っていた。「それぞれの伝統や生き方が押しつぶそうになっている現在、そのことを知った(知っている)者には責任がある。その文化を、その価値観を守るという。そしてその人間性を守っていく責任がある。」と。その責任を果たす原動力こそ情熱であり、パワーなのだろう。

 恐ろしいぐらいにいろいろなことを学び、知った1ケ月。これは責任重大。でも楽しさ、ワクワク度も倍増あるいはそれ以上。これからが面白くなりそうだ。ここまできたら肚を決めて、情熱持って進んでいくしかないでしょ。とりあえず小さなことからであろうと始めましょうか。

 意識が現実を創造する。

 新しい時代が始まるよ~。



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