対極
ここ数週間に数冊の本を読んだのだけれども、そのうちの2冊。
1冊は「エコノミック・ヒットマン」ジョン・パーキンス著(東洋経済新報社)。
もう1冊は「アナスタシア」ウラジーミル・メグレ著(ナチュラルスピリット)。対極の内容であり、似ているところもあり、ということで。
「エコノミック・ヒットマン」の帯には「表の顔は一流コンサルティング会社のチーフエコノミスト 裏の顔は工作員」。「アメリカだけが繁栄するために、今この瞬間も世界中でエコノミック・ヒットマンが暗躍している!」
カバーには「・・・私の仕事には主要な目的が2つある・・・。第一に、巨額の国債融資の必要性を裏付け、大規模な土木工事や建設工事のプロジェクトを通じてメイン社ならびに他のアメリカ企業に資金を還流させること。第二に、融資先の国々を破綻させて、永遠に債務者のいいなりにならざるをえない状況に追い込み、軍事基地の設置や国連での投票や、石油をはじめとする天然資源の獲得などにおいて、有利な取引をとりつけることだ。・・・」ということで、開発援助の裏側を描いた作品。
一方「アナスタシア」の帯には、「シベリアの森の美女アナスタシアの教えがあなたの生き方を変え、地球を変える!」。
カバーには、「1995年、響きわたるシベリア杉、リンギング・シダーの謎を追う実業家ウラジーミル・メグレは、オビ川のほとりで孤高の美女アナスタシアに出会い、タイガの森の奥深くで不思議な3日間を過ごす。たぐいまれな美貌と叡智と超能力を備えたアナスタシアが語る、人間と自然、宇宙、そして神についての真実とは・・・?」とある通り、シベリアのタイガの中で生まれ育った女性から教わる本来の人間の姿、人間と自然、あるいは地球、宇宙との関係を説いた作品である。
片や自国の経済的利益・企業利益を得るために、途上国と呼ばれる国の開発援助と称して、その国の自然も人物も容赦なく破壊していく。そして本来その国を守ろうとする者が、悪者としてプロパガンダされ、失脚あるいは殺害されていく。
この本を読んで、いかにこれまでの自分がプロパガンダに乗せられ、真実を覆い隠され、そしてそれが正義であるとばかしにマインドコントロールされていたことについて考えさせられた…。
筆者のジョン・パーキンスは自分が行うその国の自然を破壊し、対立をおこし、資源を巻き上げるというその仕事に対する罪の意識に苛まれ続け、この本を執筆するに至ったそうだ。
筆者がエコノミック・ヒットマンとして活躍したのは60年代70年代であるが、時代を振り返れば、それ以降の方がエコノミック・ヒットマンがますますの大きな働きをしていることが分かる。そしてそれはアメリカだけでなく、今では世界各国エコノミック・ヒットマンだらけだ。
僕らは今もエコノミック・ヒットマンの策略にはめられている。誰もが知っている有名メーカー。
こうして地球環境はどんどん破壊されていくのだ。
一方アナスタシアは、森の中で指をならせば、リスが木の実を持ってきてくれる。おまけに皮まで剥いてくれる。夜の寒さの中では熊が来て温めてくれる。透視能力を使えば、どの世界も見ることができる。
人間の本来持つ能力は無限に近く、その能力を伸ばしていけば、それだけで自然と一体化して生きていける。現代人の行っている行為がいかに無駄であり、害悪であるものか。そんなことを教えてくれる本だ。
すべては生きとし生けるもの。すべてに生命が宿り、僕たちを守り、導いてくださる。
「エコノミック・ヒットマン」は筆者の実体験をもとにノンフィクションとして書かれた本であるのに対して、アナスタシアが本当にいるのかどうかは分からない。
あの極寒のシベリアで薄着で暮らしていけるものなのか・・・?狼もいれば、熊もいる。そんなところで子供の時からひとりで暮らしていけるものなのか・・・?
それともこれがまさに思いこみであり、人類数千年のマインドコントロールなのか?
地球を守りたい派の僕としては、エコノミック・ヒットマンの話はこれまでの事実として受け入れるとして、これからはアナスタシアの生き方を学びたい。いや、そうしなければならないのだ。
今の世界は持続不可能な世界。これを持続可能な世界に変えていかないと、今の人類の未来は途絶えてしまう。
一度にアナスタシアになることはできないけれど、できることから始めていこう。
アナスタシアのホームページは ↓
http://www.anastasiajapan.com/
らいふあーとのホームページは ↓
http://elifeart.eco.coocan.jp/
1冊は「エコノミック・ヒットマン」ジョン・パーキンス著(東洋経済新報社)。
もう1冊は「アナスタシア」ウラジーミル・メグレ著(ナチュラルスピリット)。対極の内容であり、似ているところもあり、ということで。
「エコノミック・ヒットマン」の帯には「表の顔は一流コンサルティング会社のチーフエコノミスト 裏の顔は工作員」。「アメリカだけが繁栄するために、今この瞬間も世界中でエコノミック・ヒットマンが暗躍している!」
カバーには「・・・私の仕事には主要な目的が2つある・・・。第一に、巨額の国債融資の必要性を裏付け、大規模な土木工事や建設工事のプロジェクトを通じてメイン社ならびに他のアメリカ企業に資金を還流させること。第二に、融資先の国々を破綻させて、永遠に債務者のいいなりにならざるをえない状況に追い込み、軍事基地の設置や国連での投票や、石油をはじめとする天然資源の獲得などにおいて、有利な取引をとりつけることだ。・・・」ということで、開発援助の裏側を描いた作品。
一方「アナスタシア」の帯には、「シベリアの森の美女アナスタシアの教えがあなたの生き方を変え、地球を変える!」。
カバーには、「1995年、響きわたるシベリア杉、リンギング・シダーの謎を追う実業家ウラジーミル・メグレは、オビ川のほとりで孤高の美女アナスタシアに出会い、タイガの森の奥深くで不思議な3日間を過ごす。たぐいまれな美貌と叡智と超能力を備えたアナスタシアが語る、人間と自然、宇宙、そして神についての真実とは・・・?」とある通り、シベリアのタイガの中で生まれ育った女性から教わる本来の人間の姿、人間と自然、あるいは地球、宇宙との関係を説いた作品である。
片や自国の経済的利益・企業利益を得るために、途上国と呼ばれる国の開発援助と称して、その国の自然も人物も容赦なく破壊していく。そして本来その国を守ろうとする者が、悪者としてプロパガンダされ、失脚あるいは殺害されていく。
この本を読んで、いかにこれまでの自分がプロパガンダに乗せられ、真実を覆い隠され、そしてそれが正義であるとばかしにマインドコントロールされていたことについて考えさせられた…。
筆者のジョン・パーキンスは自分が行うその国の自然を破壊し、対立をおこし、資源を巻き上げるというその仕事に対する罪の意識に苛まれ続け、この本を執筆するに至ったそうだ。
筆者がエコノミック・ヒットマンとして活躍したのは60年代70年代であるが、時代を振り返れば、それ以降の方がエコノミック・ヒットマンがますますの大きな働きをしていることが分かる。そしてそれはアメリカだけでなく、今では世界各国エコノミック・ヒットマンだらけだ。
僕らは今もエコノミック・ヒットマンの策略にはめられている。誰もが知っている有名メーカー。
こうして地球環境はどんどん破壊されていくのだ。
一方アナスタシアは、森の中で指をならせば、リスが木の実を持ってきてくれる。おまけに皮まで剥いてくれる。夜の寒さの中では熊が来て温めてくれる。透視能力を使えば、どの世界も見ることができる。
人間の本来持つ能力は無限に近く、その能力を伸ばしていけば、それだけで自然と一体化して生きていける。現代人の行っている行為がいかに無駄であり、害悪であるものか。そんなことを教えてくれる本だ。
すべては生きとし生けるもの。すべてに生命が宿り、僕たちを守り、導いてくださる。
「エコノミック・ヒットマン」は筆者の実体験をもとにノンフィクションとして書かれた本であるのに対して、アナスタシアが本当にいるのかどうかは分からない。
あの極寒のシベリアで薄着で暮らしていけるものなのか・・・?狼もいれば、熊もいる。そんなところで子供の時からひとりで暮らしていけるものなのか・・・?
それともこれがまさに思いこみであり、人類数千年のマインドコントロールなのか?
地球を守りたい派の僕としては、エコノミック・ヒットマンの話はこれまでの事実として受け入れるとして、これからはアナスタシアの生き方を学びたい。いや、そうしなければならないのだ。
今の世界は持続不可能な世界。これを持続可能な世界に変えていかないと、今の人類の未来は途絶えてしまう。
一度にアナスタシアになることはできないけれど、できることから始めていこう。
アナスタシアのホームページは ↓
http://www.anastasiajapan.com/
らいふあーとのホームページは ↓
http://elifeart.eco.coocan.jp/
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