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2012年7月14日 (土)

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 今年の梅雨は雨が多い。各地で大雨による被害をもたらしている。天気予報では「これまでに経験したことのないような大雨」と、そりゃ、一体どんな雨や?とばかしの表現がなされ、異常さを際立たせている。
 各地での被害を知り、犠牲になられた方に対しては非常に気の毒に思うが、それと同時に僕はひとつの思いを描く。

 人間はこれまで災害の教訓をもとに、治水作業を繰り返してきた。そして、もうこれで大丈夫だろうと思えるようになるまで改造すると同時に防御を施してきた。しかしながら、自然はいともたやすくそれを超える現象を起こす。

 そのもっとも典型的なものが原発被害である。日本の原発は世界で最も安全とし、地震対策、津波対策も万全と高をくくって来たものが、一瞬にして崩れ落ちた。

 だからもし今後津波対策として、高さ20メートル、30メートルもの、前が何も見えなくなるような堤防を築いたとしても、それを超える津波が発生するだろう。

 そこには地球の教えがある。

 人間はどんなに自然を克服したかのように思えても、克服することはできない。もうここまですれば、大丈夫だろうと思っても、やがて覆される。それは孫悟空とお釈迦様の関係のようなものである。つまりどんなに孫悟空がお釈迦さまから遠くに飛んで離れたように思っても、所詮はお釈迦様の手のひらの上を飛んでいるに過ぎないようなものである。

 人間は地球(自然)を克服することはできない。

 現在日本だけでなく、世界各地で異常気象が発生している。干ばつ、洪水、熱波、冷夏…世界中が異常に充ちている。それは気象だけでなく、中国では強烈な公害が発生し、障害児の増加だけでなく、ひとつ目や三つ目の奇形動物の誕生が相次いでいる。

 そこには人間のこれまでのエゴがある。欲のためにあらゆるものを取りつくし、形を変えてきたエゴがある。他の生命を尊重することもなく、都合のよいように変えてきたエゴがある。

 しかしながら地球は今もなお、我慢強く、人間に最低限度の警告を与えるにおさめている。なぜなら地球の使命とは「多様な生命を育む」ことであり、人間を滅ぼすというのは使命に反するからである。

 アメリカはハープという気象兵器を使用し、天災を人工的に起こすまでに至っている。それは地球に対する極限の裏切り行為に近い。もしこれ以上人間が地球を汚す行為を続けるならば、地球は人類を滅ぼすに至る行為に及ぶ可能性は高い。

 すべての原因は人間の驕りにある。

 僕らが今再確認すべきことは、人間はこの地球に棲まわさせて頂いているということである。地球というひとつの大きな生命体に宿らせてもらっているのである。

 それは腸の中に住む菌と同じである。有用であれば共生関係となるが、不要だと排出される。今の人類は地球にとって有用菌か不要菌として異物となるか。あるいは悪性がん細胞として地球を破壊していくのか。

 岐路は既に通り過ぎた。だがまだ戻ることのできるだけの距離にいる。



 

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