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2012年7月 4日 (水)

息苦しい~ッゾ!

 新聞の記事である映画監督のインタビューが取り上げられていたのだが、インタビューの中に、(ずっと海外にいて)日本に戻って来た時の閉塞感を感じたと書かれていた。そこでピンときた。

 実は以前にもカンボジアに地雷除去の活動を行っている人の講演会に参加した時、その方もやはり同じように「日本に帰って来た時の閉塞感」ということを話していた。

 日本の中に漂う閉塞感とは何なのだろう。経済の停滞…確かにそれもあるだろうが、ただそれだけでないような気がする。20年以上海外に出ていない僕としては、それが何かとは答えられないが、それでもそのことに妙に共感できる自分がいる。

 ただひとつ最近思うのは、日本のシステムとして、中央政府(官僚機構)があり、県政があり、そして市町行政がある。それに従っているところほど閉塞感を漂わせているのではないかということ。つまり縦型システムほど人を縛りつけており、動けなくしているということ。

 地方を見てみると、自分たちでやろうとしているところは元気がいい。地域のことを自分たちで考え、自分たちで行動する。そんなところは上からの押しつけではなく、自らの力でもって動いているので、自発的エネルギーが湧いている。

 ところが上からの指示に従って行っているだけの所は、下に降りるにつれそのエネルギーは劣化していく。これは何も行政だけに言えることではない。民間の企業だって上からの指示に従うだけの社員よりも、自ら判断行動する社員がいて、その環境が整っているところの方が元気であるのは誰もが知っていることだろう。

 要は自発的エネルギーのあるなしではないかと思うのだ。かつての高度成長期の際は日本中がよりよき暮らしに向かって、それぞれが自発的エネルギーを出していた。その時は上から降りて来たものでも、だれもが共感できたので、自発的エネルギーが湧きあがった。

 ところが残念ながら今の中央には自発的エネルギーを出すだけの力がない。それぞれの利権に絡み動いているだけ。それが閉塞感をもたらしている原因の一つではないだろうか。

 いや~それにしても息苦しい。閉塞感もここまで来ると窒息死しそうだ。

 けれども一方でこの閉塞感を打破しようと立ち上がろうとしている人達がいるのも確かである。例えば自分たちの地域のことを自分たちで行おうとしている人達であり、新しい社会を創りだそうとしている人達である。

 そしてその関係は縦ではなくヨコである。リーダーもいるがその関係は対等である。対等のなかでそれぞれが、自分たちの持っている資源を出し合意、つなぎ合わせ、目的に向かって進んで行く。

 縦の関係は圧力であり、それは押さえつける。だからそれぞれの力を発揮することができない。ところがヨコの関係ではそれぞれが、それぞれの特徴を伸ばしながら、広がっていく。構造の問題だ。

 権力者の横暴が目に余るこの頃。ヨコの関係こそが未来を切り拓く!




 
 

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