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2012年6月21日 (木)

地方の時代

 新聞によく知事の一日。というのが載っている。それを見てると結構東京(事務所)と書かれていることがある。おそらく各県の知事動向欄もそう書かれていることが多いのだろう。もし知事だけでなく市町長動向欄があれば、大きな都市ほど同じように東京へ出かけていることが多いのだろう。

 知事が東京へ行くだけでなく、東京に事務所を構えている都道府県となると、全都道府県となるだろうし、何人もの職員を配置しているところも、これまた多いのだろう。

 東京に首都機能があるので、そうしているのだろろうが、大抵の場合それだけでなく、東京(首都圏)の動向こそが、各県の命運を握っており、東京こそがトレンドをつくりだす、なんて考えているのだろう。

 残念ながら、僕に言わせれば東京の時代は終わっている。昨年の大震災と共に終わっている。東京がトレンドを産み出していたのは既に過去の出来事となってしまっている。

 今や東京は嘘しか生み出さない。政治、検察、マスメディアどれも嘘しか産み出していない。そしてそれも最後のあがきにしか過ぎない。まもなく多くの国民はその嘘を知り、ますます見離していく。

 ではこれからはどこの時代となるか。埼玉でもない、仙台でもない。マスコミをにぎわす橋本何某のいる大阪でもない。それは一時的な注目にしか過ぎない。どこでもない。分散する。これからは地方の時代。地方にこそ活力となる鍵が眠っている。

 つい最近まで地方は疲弊する一方。都市部に人口は流出し、働き口も都市部に集中。地方は高齢化、過疎化が進むのみ。などと言われてきたが、これからは完全に逆転する。地方こそが日本のこれからの運命を握っている。

 確かに地方だって疲弊している。けれどもそこにはまだまだ日本の原風景が残っている。その風景には日本人のもつ歴史の遺伝子が眠っている。ここ100年眠らされていたスイッチをONにできるのが地方なのだ。

 今日本人に与えられた使命とは、この日本の故郷遺伝子をONにして、循環型社会を構築することであり、都会に出て、エゴを満足させる使い捨て文化を掘り下げることではない。世界経済を動かすことでない。もう都会から生まれるトレンドなんて流行らない。

 これからは地方から循環型トレンドを発信する時代なのだ。都会のレストランは流行らなくなる。それよりも地方にある農家レストランで、取れたての地元野菜を使ったレストランが流行り出す。もっと言うならば、自然栽培で育てられた地元の固有種の地域の味を楽しむことがトレンドとなる。

 だからこんな時代に東京事務所を設置し、東京のトレンドをキャッチすることは時代遅れである。東京に人をおくならば、どんどん各地方に行かせ、地方のトレンドを知り、自分の地元の特徴に合わせたトレンドを産み出すことの方がはるかに効果的となる。

 かつてはテレビっ子なんて言葉が流行ったが、今ではテレビ人口は減る一方。大手新聞社も部数は減る一方。マスメディアはその力は落ちていくこと極まりない。大手企業もリストラに走り、金融機関も博打に走るか、国債購入しかできない状態。都市部での産み出す力はどんどん落ちていく。

 一方地方では6次産業、農業の復興、そして地元の人々によるネットからの発信と奮闘している。もちろんまだまだ都会に比べれば、発信力は弱いかもしれないし、金力の差は大きく開いている。けれどもこの先確実に力をつけていく。なぜなら地方ではお金がない分みんなが知恵を使って、アイデアを出し合っている。そして今やお金の時代は終わろうとしている。お金ですべてがコントロールできていた時代の終わりがやって来る。

 これからは地方の時代だ。これからますますそのことがはっきりしてくる。面白いことをしたい人は地方に行くべきだ。そののんびりとした風景を味わいながら、故郷遺伝子を活性化させ、新しい日本の国土づくりを行うのだ。心も体も喜び始めること間違いなし。

 東京に残ったらよい人の条件は江戸っ子であること。少なくとも祖父母の代から3代は東京に住んでいる、という人は東京を盛り上げる遺伝子があるから東京に住み続ければいい。生き残るだろう。

 地方から発信するトレンドこそがナウいのだ。クールじゃが! であれい格好イイだべ。


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