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2012年5月 9日 (水)

カジノで・・・

 なんだか最近「???」の新聞記事がやたらと目立つ。地に落ちた感のあるマスメディアではあるが、それでも世間の動きを知るには一応役に立つ。

 さてさて今回の「???」の記事は全国各地で地域活性化のためにカジノ誘致を打ち出しているという記事だ。特に「地域活性化」という言葉に「・・・」。言葉が出てこなかった。

 地域活性化とは地域の経済が潤うという意味も確かにあるのだろう。けれどもそれだけの意味なのか?僕にとっては地域活性化とはそこに住む地域住民が活き活きとしていること。果たしてカジノができれば住民は活き活きした表情の人が増えるのだろうか。

 競馬場、競輪場、競艇場など日本にもいろいろあるけれど、はたしてそれで地域は活性化されたのだろうか。もっと身近に言うならばパチンコ屋ができてまちは元気になったのだろうか。よく田舎の人はパチンコばかりに行っているとか聞くけれど、むしろ崩壊する人が増えたのではないだろうか。

 競馬・競艇・競輪そしてカジノ。どれも結局はお金を吸い上げるのが目的。維持していくためには吸い上げる方が多くなければならないもの。結局は失う人の方が断然多いもの。身近なところでは友人が10万負けたとかよく言っているし、大きな所では一部上場企業の元会長が何10億というお金を失い、背任罪。

 そんなもので地域が活性化するのか。もし活性化したとしてもそれは不幸になった人を踏み台にした活性。なんだかちっとも嬉しくない。子供に「この街はカジノのお陰で潤っているのだ。」って誇りを持たせることができない。

 それを全国の知事が言っているらしい。そんな知事を選んでしまったことは恥ずかしいことではないのだろうか。国会議員はの地位は地に落ちた感があるが、知事レベルでもそれが進行しているのかと思うと、地方も危ないのではないかと感じてしまう。

 世の中地方の時代となり始め、各地域で地域おこしに取り組む人達が増えている。このことはとても素晴らしいこと。過疎化が進みつつある中、若者の流出が進む中、もう一度自分たちの地域の誇りを取り戻そうとしている人達を声援したいと思う。その人達を支持し、応援することこそがいま求められているのではないだろうか。

 手っ取り早くお金の量を増やすには「カジノ」。その発想はいまやうそで塗り固めた何の根拠もないお札、つまりは偽札を刷りまくって自分たちの立場をを取り繕っているいる世界の中央銀行の行い方と変わらないのではないだろうか。

 コンピューターが発達し何でも手軽に行えるようになったこの時代。今求められているのはもう一度汗をかきながら地道に活動する力。誰もが手っ取り早く、手っ取り早くやってしまおうとする、あるいはすぐにリセットしてもう一度となるなか、コツコツひとつずつ組み立てていく力。それこそが必要なこと。

 いくらコンピューターにより物事を早くすませることができようと、早く結果が出せるようになろうと、心は育たない。人間の持つ力は育たない。様々な人の力でコツコツ地域の力をつけていくことこそが、地域が元気になり、人々の心も育っていく。


 

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