化学物質過敏症
「いのちの林檎」というドキュメンタリー映画を見てきた。この映画は早苗さんという重度の化学物質過敏症の女性と「奇跡の林檎」の木村秋則さんらを追ったドキュメンタリーだ。
早苗さんは子供のころはごく普通の元気な子であったのだが、家族がマイホームを購入し、移住後シックハウス症候群となり、そこから重度の化学物質過敏症となっていく。今では道行く人のタバコのにおいや、上空を飛ぶ飛行機の低周波にも過敏に反応し、発作を起こしてしまう。そしてほとんど自家製の(化学物質の入っていない)安全なものしか食べることができない。
その発作の様子はカメラに何度も撮られており、その苦しげな姿が映されるたびに、僕は何とも言えない気持ちとなった。
映画の中で早苗さんはある日突然水が飲めなくなった時の話をする。4日間水が飲めない状態のなか、家族がようやく見つけたのが、木村さんの自然栽培のリンゴだ。それを一口食べたときに早苗さんは蘇る。早苗さんはいつか木村さんのリンゴ農園に行き、お礼が言いたそうだ。
現代科学はその発達とともに何千万種類の化学物質を作り出してきた。そして今や化学物質が入っていないものはないといってもよい状態だ。かつてはそれは人間の生活を豊かにするものとして生み出されてきたのだろう。しかしながらいつの間にかそれは大地を汚し、そして人間の生命をも脅かすものとなって来た。
にもかかわらず化学物質は日夜生み出され、大量に僕たちの生活に、そして体内に取り入れられている。そこにあるのは、企業の利益の追求とそして人間のエゴである。
かく言う僕も、今や化学物質とは切っても切れない生活をしているし、ある意味それで生活を楽しんでもいる。だからすぐさま化学物質を廃絶せよとは言うことができない。けれどもなるべくそれを減らしていきたいと思うし、地球にそして人間の精神や身体に害あるものは極力使わないようにしたいと思う。
僕たちの生活は今や様々な面でマインドコントロールされている。テレビのコマーシャルで如何にもよいものとして宣伝され、それを僕たちは鵜呑みにする。そこには当然ながら化学物質だらけのものが、僕たちの生活の質をよりよくするものとして登場する。いくら今回の原発事故で電力会社の嘘が暴かれようが、まだまだ僕らはマインドコントロールでがんじがらめだ。ひとつひとつほどいていかなければ…。
早苗さんは現代社会に対するひとつの警告であり、象徴なのだろう。きっとその目的を持って生まれてきた女性なのだろう。発作に日々襲われながらも、粒粒の小麦を手に取り、それを臼で引く。あるいは奇跡の林檎を味わう瞬間を「幸せ」という。先日見た「天から見れば」に引き続き、ここにも幸せを見つけ出す人がいた。
そして早苗さんのそばには、彼女を守る母親がいつもいる。前回書いたがここでもやはり早苗さん(子供は)は、親をきっと選んで生まれてきたのだと思えた。
ところで僕たち日本人は江戸時代に農薬も使うことなく、化学物質を使うことなく、人口100万の都市を築いてきた民族である。しかもそれは循環型都市という、当時の世界のどこにもないハイレベルなものである。そしてその識字率、礼儀、優しさなど民族レベルは、諸外国の人々が驚くばかりのものであったそうだ。
現代科学は何も悪いものばかりではない。その発展は人類の発展に寄与してきた部分も数多くある。そのおかげで僕たちはこうして長生きできるようにもなっているし、飢饉に見舞われることもない。(その分諸外国で苦しんでいる人々もいるが…。)
だから僕たちはかつての精神の取り戻しと、現代科学のよき部分を掛け合わせていくことをしていくべきなのだ。それを時代も地球も、そして見えない世界も後押ししてくれている。
時代の変化は益々急速になってきている。けれどもそれはこれまでの間違った世界への世直しの風であり、天の理に随う流れの中に入ろうとしている過渡期を象徴するものだ。
僕たちがすべきことは、心の中を見つめ直し、少しでもきれいにして、そしてすべてが共生していく世界を目指していくことだ。まずはその意識を見覚めさせることが必要だ。
蛇足ながら、僕は今年から無農薬みかんの栽培を行っている。残念ながらまだ無肥料とまではいかないが、目指すは安心・安全そして元気の出るみかん作りである。そしてもう一つ掲げたのが、化学物質過敏症の人も食べられるみかんだ。
この映画を見て、化学物質過敏症の人がこれほどまで過酷とは思わなかった。早苗さんのような人が安心して食べられるみかんができるまでにはまだまだ年数がかかりそうだ。一瞬「こりゃ大変や。難しいわ。」と、くじけそうにもなったが、できると信じてやっていこう。現代科学の力特に微生物の力でなんとなく予想以上に早くできる気もするし…。その日が来た時のイメージを膨らませ、5次元化思考作戦でやっていこう。
ホームページ「らいふあーと」もよろしくお願いします。
早苗さんは子供のころはごく普通の元気な子であったのだが、家族がマイホームを購入し、移住後シックハウス症候群となり、そこから重度の化学物質過敏症となっていく。今では道行く人のタバコのにおいや、上空を飛ぶ飛行機の低周波にも過敏に反応し、発作を起こしてしまう。そしてほとんど自家製の(化学物質の入っていない)安全なものしか食べることができない。
その発作の様子はカメラに何度も撮られており、その苦しげな姿が映されるたびに、僕は何とも言えない気持ちとなった。
映画の中で早苗さんはある日突然水が飲めなくなった時の話をする。4日間水が飲めない状態のなか、家族がようやく見つけたのが、木村さんの自然栽培のリンゴだ。それを一口食べたときに早苗さんは蘇る。早苗さんはいつか木村さんのリンゴ農園に行き、お礼が言いたそうだ。
現代科学はその発達とともに何千万種類の化学物質を作り出してきた。そして今や化学物質が入っていないものはないといってもよい状態だ。かつてはそれは人間の生活を豊かにするものとして生み出されてきたのだろう。しかしながらいつの間にかそれは大地を汚し、そして人間の生命をも脅かすものとなって来た。
にもかかわらず化学物質は日夜生み出され、大量に僕たちの生活に、そして体内に取り入れられている。そこにあるのは、企業の利益の追求とそして人間のエゴである。
かく言う僕も、今や化学物質とは切っても切れない生活をしているし、ある意味それで生活を楽しんでもいる。だからすぐさま化学物質を廃絶せよとは言うことができない。けれどもなるべくそれを減らしていきたいと思うし、地球にそして人間の精神や身体に害あるものは極力使わないようにしたいと思う。
僕たちの生活は今や様々な面でマインドコントロールされている。テレビのコマーシャルで如何にもよいものとして宣伝され、それを僕たちは鵜呑みにする。そこには当然ながら化学物質だらけのものが、僕たちの生活の質をよりよくするものとして登場する。いくら今回の原発事故で電力会社の嘘が暴かれようが、まだまだ僕らはマインドコントロールでがんじがらめだ。ひとつひとつほどいていかなければ…。
早苗さんは現代社会に対するひとつの警告であり、象徴なのだろう。きっとその目的を持って生まれてきた女性なのだろう。発作に日々襲われながらも、粒粒の小麦を手に取り、それを臼で引く。あるいは奇跡の林檎を味わう瞬間を「幸せ」という。先日見た「天から見れば」に引き続き、ここにも幸せを見つけ出す人がいた。
そして早苗さんのそばには、彼女を守る母親がいつもいる。前回書いたがここでもやはり早苗さん(子供は)は、親をきっと選んで生まれてきたのだと思えた。
ところで僕たち日本人は江戸時代に農薬も使うことなく、化学物質を使うことなく、人口100万の都市を築いてきた民族である。しかもそれは循環型都市という、当時の世界のどこにもないハイレベルなものである。そしてその識字率、礼儀、優しさなど民族レベルは、諸外国の人々が驚くばかりのものであったそうだ。
現代科学は何も悪いものばかりではない。その発展は人類の発展に寄与してきた部分も数多くある。そのおかげで僕たちはこうして長生きできるようにもなっているし、飢饉に見舞われることもない。(その分諸外国で苦しんでいる人々もいるが…。)
だから僕たちはかつての精神の取り戻しと、現代科学のよき部分を掛け合わせていくことをしていくべきなのだ。それを時代も地球も、そして見えない世界も後押ししてくれている。
時代の変化は益々急速になってきている。けれどもそれはこれまでの間違った世界への世直しの風であり、天の理に随う流れの中に入ろうとしている過渡期を象徴するものだ。
僕たちがすべきことは、心の中を見つめ直し、少しでもきれいにして、そしてすべてが共生していく世界を目指していくことだ。まずはその意識を見覚めさせることが必要だ。
蛇足ながら、僕は今年から無農薬みかんの栽培を行っている。残念ながらまだ無肥料とまではいかないが、目指すは安心・安全そして元気の出るみかん作りである。そしてもう一つ掲げたのが、化学物質過敏症の人も食べられるみかんだ。
この映画を見て、化学物質過敏症の人がこれほどまで過酷とは思わなかった。早苗さんのような人が安心して食べられるみかんができるまでにはまだまだ年数がかかりそうだ。一瞬「こりゃ大変や。難しいわ。」と、くじけそうにもなったが、できると信じてやっていこう。現代科学の力特に微生物の力でなんとなく予想以上に早くできる気もするし…。その日が来た時のイメージを膨らませ、5次元化思考作戦でやっていこう。
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