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2011年7月10日 (日)

自転車

 もう1ヶ月半以上前のこととなるが、自転車ツーキニスト疋田さんの講演会に行った。その時、日本の自転車のマナーの悪さや自転車について考えられていない道路事情、例えば左側通行を守らない、事故を招きかねない自転車道などについての話を聞いた。

 僕は職場まで自転車で約15~20分かけて通勤しているのだが、改めて自転車の乗り方を振り返ると、何とマナーの悪いことか!と我ながら思ってしまった。例えば左側通行は心がけているのだが、ついつい右側を走っていたり、無謀な運転もしている。幸いな事に事故を起こすまでには至っていないが、いつ事故にあってもおかしくないかもしれない。

 それは僕だけに限ったことではない。周りを見てみると、はっきり言って僕よりももっとひどい。右側の車道を平気で走っている人もいれば、2列3列横並びで走って来てよけない高校生、事故が起こらない方が不思議だと思える状態だ。

 けれども自転車ルールをきっちり守って走ると不便なことも確かだ。例えば交差点を右折しようとしたら、2段階右折しなければならなくなるから、せっかくの自転車の小回りが利き、朝の交通ラッシュ時の自転車の便利さが失われてしまう。自転車レーンが設けられていないため、車道を走ることは危険など、自転車に対して何も考えられていないことも確かだ。

 外国人が日本にやって来て驚くことのひとつは自転車のマナーの悪さだそうだ。「日本人は交通のマナーを守り、秩序正しい人々なのに、自転車だけはめちゃくちゃだ。」と驚くらしい。しかしながらかつて日本も自転車を規則正しく乗っていた時期もあるらしい。それが崩れ始めたのが、70年代の道路交通法の改正で、自転車が歩道を走って構わないとなった時かららしい。

 ヨーロッパにおいては小学校1,2年生ぐらいまでは安全のために歩道を走ってもよいそうだが、それ以上になると車道を走るよう指導されるそうだ。ところが日本では現役バリバリ世代が歩道をかっ飛んでいる。

 もちろん車道を走ろうとすると、車は間近を追い抜いていくし、なんとなく白線の内側を走らなければという気になり、そうすると余計に危険なことも多い。

 震災以降、都心部でも自転車通勤者も増えている。おそらく中規模都市でも増えていると思う。近所の人もかつては車で通勤していた人が、雨の日以外は自転車で通うようになっている。

 この時期こそ自転車のための道路事情を見直すチャンスであると思う。今後ガソリンの値段は上がり続けるだろう。そうするとますます自転車は見直されてくるだろう。その時に自転車のための道路事情が改善されていれば、交通事故も防げ、更には人々も健康的生活を送れるようにもなる。

 ヨーロッパの環境都市の話を聴く機会が増えている。都市中心部は日中は車の進入を禁止している話を聞くと羨ましくなる。安心・安全な都市を考える上で、マナーも含めて自転車に関する諸事情を改善していくことは必要であると思う。

 穏やかさと美しさを持ち合わせている四国がまず自転車モデル王国となり、日本を引っ張って行けたらと思う。美しき瀬戸内海を見ながらゆっくり走る。山の上のお城を目指して自転車で走っていく。これ以上の贅沢はないかもしれない。

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